渡部陽一さんの戦場取材の掟がデマだったことについて思うこと
こんにちは!4限のドイツ語のテスト勉強全くしてないので本当は書いてる暇ないはずなんですけど、どうしても書きたいことがあったので書きます!のいれんです!
シリアで武装勢力に拘束されていたフリージャーナリストの安田純平さんが10月25日、日本に帰国したというニュースが結構今話題になっていると思います。
その解決方法として日本がシリアに身代金3億円を払う(カタールが肩代わりしたんでしたっけ)ことが選ばれ、無事彼は解放されました。
安田純平さんとは同じ高校出身だった僕はこのことに素直に嬉しく思い、
何はともあれ無事に帰ってこれてよかったなぁ~
と感じたのですが、それについて好ましく思っていない人も結構いたみたいで、
「シリアに払われた身代金のせいで、シリアの資金が増えてしまった!」
「あんな危険なところに自分から言ったから自己責任だ!」
という意見が多く散見されました。
この所謂「自己責任派」の言葉を強める一つの材料として挙げられたのが、渡部陽一さんが過去に発言したとされる"戦場取材の掟"です。
戦場取材の掟?
- 最前線行くときは世界最強の軍隊の自走砲部隊と行動する
- ゲリラがはびこる地域には近づかない
- 戦場が流動的なところには行かない
- 国外の難民キャンプとかを中心に取材する
- 護衛がいても危ないところには近づかない
- 国境地域から一歩も紛争国の中には基本的に入らない
- 捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格
- ボディガードはその地域最強の奴を大金で雇う
当該ツイートはすでに削除されているのですが、10月25日当時は3~4万リツイートくらいはされておりかなり拡散されているように思われました。
また、批判派はこのツイートを根拠として安田氏を迎い入れる人々の意見に対応していました。
戦場取材の掟はデマだった?なんで皆そんなに簡単に信じられるの?
そんな頃、
こんなニュースが出てきました。
渡部陽一戦場取材の掟はフェイクだと発言しました。
勿論その後に戦場でまず身を守ることの重要性について語っていましたが、今回言いたいことはここではないのです。
あの誰が作ったかもわからない「戦場取材の掟」に大いに賛同し、
完全に信じきってそれを根拠に一人の人間を批判した彼らは本当に少しでも情報のソースを確認したのでしょうか?
ということです。
ただtwitter上に流れてきた声の大きい意見に何も考えずにそうだそうだあいつが悪いと賛成してしまったのでしょうか?
いつも言ってると思うんですが、何かを批判したりするときの根拠って絶対にソースがないと意味がないと思うんですよ。
レポートとか書くときにも一番最後に参考文献を提示しないとそもそも受理されないですよね?それだけなにか情報を提供するには根拠が必要なんです。
情報を提供する側にも根拠を探し提示する義務があると思うのですが、
それを享受する人たちにも同様の義務があると考えています。
今回は、自己責任論にとどまっているのでまだいいのですがこれの事が大きくなってしまって、根拠のない情報によって批判され追い詰められた人が自殺なんてしてしまったらどうするのでしょうか。責任とれますか?嘘の根拠を作った人を責めますか?
今回の件についてどっちが正しいとか僕は言うつもりはありません。正直どっちも正しいと思いますし(ちゃんと意見を展開している人の)言い分には説得力があります。
何が言いたいの?
何か情報を見たときはは何も考えないでそれを受け取るのではなく、
「その情報は本当に正しいのか?その根拠は?」
というのを常に疑い根拠がわからない・薄い情報を安易に信用しないようにするのが大事だよ!ってこと!!!
ってなんだこりゃ。
小学校のパソコンの授業じゃないんだから!
個人的にはこっちのほうが見てほしいかなぁ~…
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ではでは~