英語長文を読む上で役に立つ「スラッシュリーディング」について
こんにちは!書こうと思った記事が写真不足のために没になりつつあるのいれんです。没記事がたまるとなかなか厳しいものがありますがゆるゆるがんばります。
皆さん「スラッシュリーディング」ってご存知ですか?
「名前は知らない!」という人もいると思いますが、
It's not easy / to argue the matter.
(その問題を議論するのは簡単ではない。)
文を上のような意味の切れ目で切って読むのは意外とやっている方はいると思います。
これを「スラッシュリーディング」といい、英文を素早く正確に読むうえで必須のテクニックになります。
今回はそのスラッシュリーディングの簡単な使い方を紹介したいとおもいます。
なんでスラッシュリーディングをするの?
スラッシュリーディングの狙いは「英語を左から右に読めるようにする」ことです。
長い英文を読むうえでスラッシュリーディングが役に立つ理由は英文と日本文の構造の違いにあります。
(日本文)
私は 大阪に 行く。
この基本的な文からわかるように日本語の文は、
主語-目的語-述語
という順番から成り立っており、その順番を変えても意味が変わらないことがほとんどです。
(英語文)
I go to Osaka.
それに比べ、英語の文は、
主語-述語-目的語
という順番から成り立っており、文法上順番を変えることは許されません。
そのため、上の文を翻訳するときに日本語の意識が抜けていない人は主語-目的語-述語というルールに固執し、
このような戻り読みをしてしまいます。
学校で日本語で訳しなさいと言われた時に、
「私は行く。大阪に。」
と訳すわけにはいかないので、こういう読み方になってしまうのはある程度仕方ない面はあるのですが。
しかし、このような読み方が定着してしまうと長い文が出てきたときに一々戻ることになるので時間がかかってしまいます。
この点、スラッシュリーディングをすることで、英語を左から右へと読むことができるようになります。
この英語を左から右へと理解するというのはリーディングだけでなくリスニングにおいても重要です。
長い文を一つの短い塊で理解することによって、一度に目に映る情報を絞ることができより簡単に文章を読み解くことができます。
スラッシュリーディングの方法
さっきの文にいろいろ付け足して長くしてみました。
I went to Osaka with my friend who wants to meet the movie director who wins special director's award at Venice film festival.
(私はベネチア映画祭で監督賞をとった監督に会いたいと思っている友達と大阪へ行った。)
whoがいっぱい入っててわからない!困った!
そこで、スラッシュリーディングを使うと、
I went to Osaka /
(私は大阪に行った)
with my firend /
(私の友達と)
who wants to meet the movie director /
(その友達は映画監督に会いたがっている)
who wins special director's award at Venice film festival.
(その映画監督はベネチア映画祭で監督賞をとった)
な~んだ。こんな簡単な文だったんですね。
どうですか?このように意味の区切りで文章を切ることですっきりして文の構造が理解しやすくなったのではないでしょうか。
おおよその意味を理解したところで、今度はスラッシュリーディングを使わずに左から右へ読んでいきましょう。
スラッシュリーディングを使わないで読めるように…
I went to Osaka with my friend who
先ほど意味をとったので、この”who”が直前のmy friendを説明しようとしているwhoであることが簡単にわかるようになります。
(その友達はどんな友達なんだろう?)と読んでいる間に頭の中で想像できるようになってくれば占めたものです。
同じように、
...who wants to meet the movie director who
この場合も同様に直前のthe movie directorを説明しようとしているwhoであることが簡単に想像できます。
今回の文は一文の中に関係代名詞が二つ並んでいるのですが、いちいち戻らず左から右に読んでいけばどの関係代名詞がどの先行詞をとっているのかがパッとわかるようになります。
おまとめ
このスラッシュリーディングは理解するよりも長文などで実際に使ってみることが一番早く上達する秘訣かなと思います。
英語初級者の方におすすめの参考書を詳しく下で挙げているので(明日くらいに挙げます)ご参照ください。
いきなり難しい英文(CNNのスクリプトや英字新聞など)に触れる必要はありません。
素直に日本人が作ったわかりやすい英文から始め、左から右へ読む読み方を体に身に着けてからでも遅くありません。
ではでは~