日本人はなぜ真剣に英語を発音しようとする人を馬鹿にするのか?
こんにちは。英語大好き好きくんののいれんです。
さて、今回は日本人の英語の発音に対しての意識の低さについてお話ししたいと思います。
この記事を読んで少しでも英語の発音を改善しようと思っていただけたら幸いです。
- カタカナ英語になってしまう理由
- 日本人はなぜ真剣に英語を発音しようとする人を馬鹿にするのか?
- 英語の発音が悪い人は大抵リスニングもできない
- 真剣に英語を発音する人を馬鹿にする、この風潮をなくすためには
- まとめ
カタカナ英語になってしまう理由
日本人の英語は「Japanese accent」などと言われるほど特徴的で聞き取るのが難しいとされるインド訛りやラテン訛りよりも難しいとされています。
Youtubeのコメント欄でもしばしばこのJapanese accentをネタにしたコメントが見られます。
例:)Halo! dis is mai feivarit song! (Hello! this is my favorite song!)
このような日本語訛りになってしまう原因はさまざまあるのですが、結構大きい要因の一つとして
「日本語の母音の単純さ」
が挙げられます。
日本語には「あ・い・う・え・お」の5つの母音があり、その5つの母音に子音をつけることでか行やさ行を発音します。
例:た→t+a む→m+u
それに比べ英語にはたくさんの母音があります。「あ」という音を一つ発音するだけでも、
[æ]..."あ"と"え"の中間。例:)back [bæk]
[a]...口の奥で発音する"あ" 例:)obviously[άbviəsli]
[ʌ]...のどおくで素早く発音する"あ" 例:)cut[kˈʌt]
[ə]...あいまい発音の"あ" 例:)bird[bˈɚːd]
四種類あります。
これらをすべて日本語の"あ"として発音してしまうのでおかしく聞こえてしまうのです。
日本人はなぜ真剣に英語を発音しようとする人を馬鹿にするのか?
タイトル回収です。成し遂げたぜ。
これが個人的に日本人がカタカナ英語を話す最も大きな理由だと思います。
この記事を読んでいる方の中で、中学校の英語の授業で単語をかっこよく発音した生徒が笑われたり、バカにされたりしたのを見たことがある方はいらっしゃいますでしょうか。
?「何アイツ真面目に英語発音しちゃってんの?ww 恥っずwwwwww」
日本人はなぜだか知りませんが、真面目に何かに取り組んでいたり人と違うことをしようとする人を笑う傾向にあります。
英語の場合だと、真面目にネイティブっぽい発音を目指している人が笑われます。
僕も中学の時に真面目に発音しようとしている生徒が笑われているのを見て不快に思いました。
というか、笑わせる意図がなくて、真面目にやっていることを笑われるのってめちゃくちゃ恥ずかしいし不愉快なんですよね。マジで。
ましてや英語を本格的に(文法を含め)学び始めるのは中学一年生からです。
そのような多感な時期に恥ずかしながらも勇気を出してやったことをクラスの全員からクスクス笑われたときなんてもう顔を上にあげられないほど恥ずかしいし屈辱的です。
そのような経験をしたり、そんな目にあっている人を見たらもう発音良く英語を話そうと努力する人はそのクラスの中にはいなくなります。
人から確実に笑われるとわかっている事をわざわざやる人はなかなかいませんからね。
そして大人になってから発音矯正学校に行って…なんてやってる人はホントにもったいないですね。最初から意識すれば今頃ちゃんとした発音で話せるのに。
この真面目にやっている人を冷笑する日本の教育環境が変わらない限り日本人のカタカナ英語は一生改善されないと思います。
いえ、改善されません。断言できます。
英語の発音が悪い人は大抵リスニングもできない
リスニングがニガテな人の共通点として挙げられるのは、やはり発音の悪さでしょう。
発音が悪いということはそれ即ち「正しい発音を知らない」ということに結びつきます。
正しい発音方法もわからないのに、9単語/sで読まれる単語を頭で理解しろと言われても不可能です。
真剣に英語を発音する人を馬鹿にする、この風潮をなくすためには
まず、中学校の時点で母音に関する発音記号すべてを授業中にさらっておく必要があります。
ここで、日本人のいう"カッコいい発音"にある程度触れさせ発音させることで、
「英語をきちんとキレイに発音することは何も恥ずかしいことではない、寧ろ当たり前のことなのだ」
ということを理解させます。
日本人は同調意識が強く、周りがきれいな発音をしようと心がけようとするとそれに感化されきれいな発音を心がける人が増えます。逆に恥ずかしがってカタカナ英語で話している人が浮きます。
クラスという一コミュニティのなかで、英語をきれいに発音することへのハードルを下げ、積極的に良い発音を心がけられる環境を整えることを教師は第一に取り組むべきだと思います。
まとめ
英語をキレイに発音できないと最終的に困るのは自分です。
ビジネスの場でカタカナ英語を話そうものなら、まず相手にされないでしょう。
少しでもよい発音を心がけ、努力しようとする姿勢が大事なのです。
そのためにはちゃんとした発音を誰にもバカにされず学ぶことのできる環境が必要です。
僕ら陰キャは努力したことを大勢の前で笑われたりすると恥ずかしさのあまり胸が締め付けられ呼吸が荒くなりしまいには全身の毛穴から汗を吹きだしながら失禁して意識を失います。
今僕のいるクラスは真面目に発音することに対しては理解があるクラスなんですけど、やっぱり他のクラスではいい発音をすることで笑いが起きたり云々ということがあるみたいで大学生にもなってなんて低レベルな…と悲しくなりました。
義務教育の域を超え専門的な分野を学ぶ人が集まる(であろう)大学の勉強環境がこんな感じだとマジで日本の未来は暗いですね。タイヘンダー
全国の真面目に英語に取り組んでいる諸君はそのような環境にめげず英語を学習してほしいです。がんばれ!イギリス訛りは結構モテるらしいからがんばれ!
なんか熱くなっちゃいましたね。
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ではでは!!